概要

 真宗住職として、開基五百年となる雙林寺(そうりんじ)を護持しつつ、地域の方の健康の助けにもなりたいと云う強い意志で、昭和二十七年(1952年)、十三世住職が苦学苦難の末、境内の一偶にて上原医院を開業したのが、当院の始まりです。
 除雪のない昭和三十年代も、出来る事をしたいとの熱い思いで、診療用具を入れた重い鞄を肩掛けし、雪の日も夜間雪中、ラッセルをしながら往診もしておりました。
 昭和四十年代、しだいに近隣の無医村化も進み、請われて三林診療所(三林町)、尾崎診療所(栄町)にも出張診療しておりましたが、車社会となり両診療所とも廃院となりました。
 現在も、境内において「優しい医療を地域と共に」をモットーに、そして開院当時の発願だった「少しでも人の心と身体を癒す事が出来れば」と云う崇高な目標を持ち続けて行きたいと念じております。
 自身果てるまで、歴代僧侶としての信念を全うする為に、変わらずこの地で、雙林寺を護持しながら、地域の方の為にも出来得る限りの医療を続けたいと思っております。

上原医院 院長            
雙林寺  十四世住職       
 医学博士 一真坊 上原兼宗 

真宗大谷派 雙林寺

茶道 石州流野村本派
華道 遠州古流雙林寺派・藤原流投入盛花

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